名古屋・愛知訪日中国人の状況②

名古屋・愛知に訪れた中国人観光客について
愛知県振興部観光局発表レポートを基に注目点及びポイントについて解説いたします。

引用元:愛知県振興部観光局http://www.pref.aichi.jp/kanko/menu/toukei/gaikyaku/h28/3-1china.pdf

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問.あなたが日本に来たのは今回で何回目ですか。

①1回目49.6%
②5回目以上27.7%
③2回目13.6%
④3回目5.8%
⑤4回目3.3%

ポイント
1回目が半数近くになります。
これはLCC就航増が影響しています。多くの中国内陸部都市と愛知がLCCで結ばれたことにより愛知を日本の
入り口として利用している中国人が増加しています。
もともと中国内陸部の旅行者は上海や北京など大都市の空港をハブとして東京や大阪に訪れていたのですが、
直行便で日本に行けるようになりました。
愛知に入り、名古屋観光のみに限らず昇竜道、関西、関東方面に移動するのです。

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問. あなたの今回のご旅行の形態を教えてください。

・個人旅行52.6%
・パッケージツアー47.4%

ポイント
中部国際空港関係者によると2017年初旬現在、パッケージツアー客は3割強との情報もあります。
今後も個人旅行客増加の流れは続きます。

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問. 今回のご旅行で 日本での滞在日数は全部で何日ですか。
b 愛知県での滞在日数

①2日32.4%
②日帰り23.0%
③10日以上12.7%
④3日10.8%

ポイント
2日と日帰りを合わせると全体の55%になります。愛知県を通過点として各地に観光に行く旅行スタイル
が浮き上がってきます。
名古屋は中部国際空港での入国後や帰国前に、少しだけ滞在する街という位置づけだと考えられます。

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問. 今回の日本旅行のうち、愛知県で使った費用(飛行機代を除く、これから使う
  予定も含めて)を教えてください。

【土産代】
①1万円未満30.4%
②1万円以上3万円未満23.5%
③3万円以上5万円未満18.6%
④10万円以上13.7%
⑤5万円以上8万円未満8.3%
⑥8万円以上10万円未満5.4%

ポイント
1万円未満のが多いのは名古屋が通過点であり滞在時間が極端に短い層が多いことが理由だと思われます。
逆に5万円以上使う層は合計で全体の27.4%になります。これは帰国前に最後の買物をする需要がある為
と考えられます。

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問 . 愛知県ではどこで買い物をしましたか。【複数回答】

①空港免税店 74.2%
②コンビニエンスストア 65.2%
③ドラッグストア 55.2%
④大型スーパー 51.1%
⑤百貨店 44.3%
⑥観光地のお土産屋 21.3%
⑦100円ショップ 15.8%
⑧その他1.4%

ポイント
やはり空港免税店は旅の最後の買物先として需要は高いです。ドラッグストアも旺盛な買物需要があります。
アパレル、宝飾品などが相当少ないようです。事実、名古屋にはどんなお店があるのか情報が少なく知名度、
認知度向上は改善の余地はあると考えられます。

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主な特徴(まとめ)
・来日回数「1回目」が他の国・地域と比較して多い(49.6%)。
・日本での滞在日数「6~9 日」が他の国・地域と比較して多い(46.8%)。
・愛知県での旅行費用「10 万円以上」が他の国・地域と比較して多い(38.6%)。
・愛知県に来る前に訪問した地域は、「東京都」「大阪府」「京都府」のゴールデンルート
の都道府県が上位を占める。
・「ひつまぶし」を食べた人の割合が高い(55.7%)、一方で「きしめん」を食べた割合が
低い(6.2%)
・満足した点として、「日本人の生活に触れることが出来た」と回答した割合が他と比較して
高い(40.1%)

引用元:愛知県振興部観光局http://www.pref.aichi.jp/kanko/menu/toukei/gaikyaku/h28/4tokucho.pdf

ポイント
最後の「日本人の生活に触れることが出来た」は愛知・名古屋としての価値の一つではないでしょうか。
際立った特徴の少ない愛知・名古屋ですが、なんでも揃っていて全て一定のクオリティを実現しています。
地元の人向けのサービスやイベントが多く為、地元の日本人が体験していることを味わえることが外国人
にとって興味深い体験ではないかと考えられます。
名古屋のインバウンド対策は「ローカル体験」が重要だと考えております。